第一章

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「それでさぁ、高校はどうするの?一緒に行きたいけど嗄奈は頭いいしあたしは悪いし…全然能力が違うじゃん」 「んー…私一応偏差値高いところ行きたかったんだけどやっぱり麻実と一緒に行くのが一番かな」 「ありがと!やっぱり嗄奈大好きぃ!」 「やっぱりって何よ、やっぱりって」 「ふふふ」 麻実が人気の秘密やっぱり分かるなぁ… 私も麻実みたいに誰にでも明るく接っせられる子になりたいなぁ 「ごっちさま!」 「麻実食べ過ぎ!晩飯食べれなくなるよ?」 「全然大丈夫!まだお腹ぐぅぐぅ鳴ってるし~」 すごい胃袋だ 「紅崎さんまた来るね~!」 「絶対よ!」 そう約束しながら私達はカフェを出た 「…あちぃ」 「早く自転車」 「面倒くさいなぁ~よいっと…ほら、麻実乗って」 「ぁいぁ~、やっぱり二人乗りはきもちい~」 「本当っ!高校も出来るといいねぇ」 「絶対できるよっ!私が受験するところの高校偏差値バリ低いし」 「何それぇ~」 私はこの日 麻実に守れない約束をしてしまった…
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