扉-2枚目-

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「ドアが…ない!?」 どういうことだ! 一体何故だ!? 焦る龍哉の頭に、あのメモにあった1つのフレーズが蘇る。 『老人を殺し、次のドアに進んで下さい』 「…老人を殺し…"老人"を…」 その言葉を復唱しながら龍哉は吐き気を堪え再び扉の前にたった。 今度は一番左だ。 そして… 「きっ、きひっ!きははははは!!!!!」 頭が狂ったかのような、笑い声とも奇声ともつかぬ声を上げて、扉に長剣を振りかざした。 扉の上の方から剣はささり、その中のものを貫いた。 今度は躊躇いなく扉をひく。 そこには…
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