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「ドアが…ない!?」
どういうことだ!
一体何故だ!?
焦る龍哉の頭に、あのメモにあった1つのフレーズが蘇る。
『老人を殺し、次のドアに進んで下さい』
「…老人を殺し…"老人"を…」
その言葉を復唱しながら龍哉は吐き気を堪え再び扉の前にたった。
今度は一番左だ。
そして…
「きっ、きひっ!きははははは!!!!!」
頭が狂ったかのような、笑い声とも奇声ともつかぬ声を上げて、扉に長剣を振りかざした。
扉の上の方から剣はささり、その中のものを貫いた。
今度は躊躇いなく扉をひく。
そこには…
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