~第四章~京

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「総司、それは・・・ 恋なんじゃないか?」 ・・・。 相談する相手を間違ったかな? 「えーっと・・・佐之さん? 相手は一応男なんだけど・・・」 すると佐之さんははぁとため息をつき、熱く語り出した。いけない、長くなりそうだ・・・。 「いいか、総司。 好きになっちまったら男も女も関係「佐之さん、ありがとうございました。」 僕はこれ以上聞いても為になりそうにもないと判断し、席を立った。 まぁ、佐之さんが男色じゃないのはわかるよ? 土方さんに負けないくらい女の人に恋文とか沢山貰ってるの見たしね。 ん~・・・やっぱり三馬鹿だなぁ。 とにかく、僕が真さんに感じているのは恋心じゃない。 「総司、がんばれっ。」 何を。 そう、真さんは男・・・のはずだ。 土方さんはなんか怪しいからって僕に監視しとけって言っていたけど・・・。 土方さんは真さんが奏なんじゃないかって疑ってる。 でも、もしそうなら・・・ あの冷たい目は一体・・・。
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