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さて、あの後もちろん抵抗することなくエリー達に着いてきた俺。
「ところで今どこに向かってるんだ?」
行き先も聞かないまま車に乗ったので今更ながらに聞いてみた。
「軍の支部がこの近くにあるからそこに行って準備を済ませるのよ。」
「準備?軍に入るのに準備がいるのか?」
普通に試験を受けて軍に入隊するならもちろん準備は必要だが俺はじじいの推薦で入隊させられるはず。ならば着替えぐらい持っていけば事足りるはずだ。
「入隊手続きはもう二年前には住んでるわ。」
そんなことあっていいのかと自分の頭に問いかける。ん?てことは
「なんの準備?」
「決まってるじゃない、
あなたの初任務よ。」
あぁ、どぉりでさっきからジオは武器の手入ればかりしてるとおもった。ってばか!
「いきなり任務!?できるわけねぇだろ!俺は訓練も何も受けてないただの一般人だぞ!?」
いくらじじいの息子だからって本気で戦った(ケンカ)事はじじい以外にいない、てかじじい自体どれほど強いかなど考えた事もない。
「クロスさんとよく練習してたんでしょ?話は聞いてるわよ。そこらの魔物だったら素手で倒せるってあなたの事自慢してたわよ。」
微笑みながら語るその美しい顔によって俺は何もいいかえせなくなった。
俺今日死ぬのかな?そんなことを思いながら車中でため息を尽きながらあほらしくなって微笑む俺。どうか、どうか、お願い神様、
痛い死に方はやめてね?
◇◇◇◇◇◇◇
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