案外テンプレにはならないらしい

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俺が推測を述べると驚いたような顔をしていた。 「凄いな報告通りの推理力の高さと鋭さだね。 その通りだよ、あと君にも学校に通ってもらうからね」 「りょーかい、いつから?」 「1ヶ月間、城で勉強と力の練習してからのつもりだよ。部屋は貸すからそこに泊まってね」 「1ヶ月か、大変だな。まぁ、それより今日これ以上何もないならギルドに行きたいんだけど」 「ああ、いいよ。紹介状と地図を書くから待ってて」 ふぅ、やっと力を試せるな。 「疲れたー」 突然コウキが声をあげる。どうやらようやく解放されたらしい。 「お疲れ。けどまだこれからだぞ」 「…………」 何も言わずに突っ伏しやがった。
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