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森に着くと入口の方に何かが1匹いた。
100センチくらいの大きさに体色は緑で額に特徴的な1本の角、ゴブリンだ。
「1匹だけか、都合がいいな早速行くか」
そう呟いてコートから1本のロングソードを取り出す。すると握り方や受け方、かわし方等の情報が頭の中に流れてくる。
「ふっ」
短く息を吐いて背後から首を切り落とす。
初めて明確な殺意を持って生き物を殺した。
釣った魚を捌いた時には感じなかった罪悪感。
だけどここは元の世界じゃない。反省も後悔も慣れるまで我慢しよう。
そう思っていると血の匂いにつられてか他のゴブリンがやってきた。
「ちっ数が多いな」
10匹はいるな。俺はロングソードをしまい新しく槍を出して距離をとる。
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