案外テンプレにはならないらしい

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「そっか、ねぇどうしたらいいと思う?」 「うーん、そうだな復讐したいのか?」 相手の気持ちはさっさと聞くに限る。放っておくと取り返しのつかないことになるかもしれないし。 「ううん。こうなるのは何となく分かってたから。 いつも仮面みたいな笑顔をして居心地悪かったから丁度いいよ」 そう言って笑うけど明らかに無理をしていて、俺は…… 「なら一緒に来ないか?」 「えっ!?」 「行く当ても目的も特にないなら俺の所に来い」 「けどあなたの家族は?」 「俺さ親父も母さんもとっくに死んでてさ俺も1人なんだ。ダチがいたから寂しくはなかったけどさアリスが来てくれたら嬉しい」
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