哀と悲しみの使い魔召喚(魔武器もあるよ)

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『その生涯に負けはなし。剣(つるぎ)を通し担い手に力を宿せ』 一瞬、体が軽くなった気がした。だけどこれは身体強化じゃないため気のせいだろう。 これは俺に一番必要な物を補うための詩だから。 「ふっ」 バハムートの突きを今まで通りに剣で止めず最小の動きでかわす。 そして肩、脇腹、腿の部分を一瞬で斬る。 「何っ!急に速くなる……だと。お前、今まで手を抜いていたのかっ」 「そんな余裕あるかっ。武器の能力だよ。【技術補正】これがこの剣のもう1つの能力だ」 そう俺に足りない物。それは戦闘技術だ。いくら身体能力が上がってもそれを扱う本人が下手だったら意味がないからな。
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