11277人が本棚に入れています
本棚に追加
/278ページ
「そういうことでしたか素晴らしい理解力ですね」
「どうも。それより話に水を差して悪かったな続けてくれ」
話を進めるように促すと途端に暗い顔になり頭を下げてきた。
「まず先に謝らなければいけません。実は貴方達を元の世界に帰す方法がないんです。」
俺はある程度は予測していたけどコウキは唖然としていた。
「でも魔王から国を世界を守るにはこれしかないんです。謝礼ならいくらでもしますのでどうかお願いします」
最終的には泣きそうな顔で懇願してきた。まぁフラグ製造機が黙っているはずがなく
「分かったよ」
「えっ?」
「家族に会えなくなるのは寂しいけど僕で良かったら力になるよ」
「本当……ですか?」
「うんっ」
最初のコメントを投稿しよう!