案外テンプレにはならないらしい

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「そういうことでしたか素晴らしい理解力ですね」 「どうも。それより話に水を差して悪かったな続けてくれ」 話を進めるように促すと途端に暗い顔になり頭を下げてきた。 「まず先に謝らなければいけません。実は貴方達を元の世界に帰す方法がないんです。」 俺はある程度は予測していたけどコウキは唖然としていた。 「でも魔王から国を世界を守るにはこれしかないんです。謝礼ならいくらでもしますのでどうかお願いします」 最終的には泣きそうな顔で懇願してきた。まぁフラグ製造機が黙っているはずがなく 「分かったよ」 「えっ?」 「家族に会えなくなるのは寂しいけど僕で良かったら力になるよ」 「本当……ですか?」 「うんっ」
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