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「いきなりだな、何で俺なんだ？」
あまりに唐突すぎてアリスもコウキも目を丸くしている。
「なぜ？それは君が僕より目立っているからさ」
「はっ？」
「勇者殿はさておき君はその黒い髪に黒い目、魔武器に使い魔。昨日だけでどれだけ目立ったと思っているんだい」
「いや、あれは不可抗力ってやつだし」
「そんなことは関係ない。問題は僕より目立ったという事実さ」
「はぁ、それで決闘か」
まぁ目立つ上に竜王と契約した俺に勝てばこれ以上ないアピールになるしな。
「そういうことだ。今日の放課後に演習場に来い」
「待って下さい。いきなり今日だなんて何を考えているんですか」
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