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「全てが終わった後、てめぇはどうしたい?」と、クロスにいきなり聞かれた。
『…………は?』
「てめぇの耳はババァか?」
『えっ…いや、聞こえてたけど……いきなりどうしたの?』
読書をしていたユエにクロスはいきなりの言葉をかけたので返事が遅くなった。
「理由はねぇ…忘れろ…」
『……』
ユエは相手の言葉に少し考えては次の言葉を言った。
『今のままで良いわ』
「は?」
今度はクロスが驚く番だった
『今のまま、クロスとアレンと三人で旅をしながら暮らすの』
「二人じゃ駄目なのか?」
『駄目、三人』
「アレンが嫌がるな」
『私が説得するわ』
「今のままだと、オレは愛人を作っても良いのか?」
『えっ…あ…それは…ダメ…///』
「ほぉ…他には?」
クロスは相手に近付くと目の前に行き、ユエが持っていた本を奪い目線を合わせて聞き
『あ…う…///夜は…なるべく早く帰ってきて…欲しい』
「あぁ…」
あえて泊まって来ないでと言わないのはコイツなりにオレに気を使ってるのだろう
別に嫌いにはならねぇのにな
『あと、お酒と煙草は少し控えて欲しい…心配だから』
ほら、コレも止めてなんていわねぇ『少し』がコイツの癖になってる
「…分かった」
『えっ?!…いいの?』
意外にも聞き分けられたので驚き
「お前に言われたら聞かないとな、がオレからも言わせろ」
『なに?』
「アレンの世話はお前がしろ」
『うん』
「メシはお前が作れ、まぁどうしても無理な時はアレンにやらせろ」
『うん』
「ずっとオレの傍に居ろ」
『うん………ん?』
「頷いたなユエ」
『?!…///』
「コレは絶対だからな」
クロスの言葉にユエは顔を赤くしつつコクンと黙って頷き
それを見てクロスは嬉しそうに微笑んでは誓いのキスをするように優しいキスを相手に送った。
†未来の誓いをしましょうか†
(どうしよう…中に入りずらい)
(アレン遅いなぁ)
(馬鹿弟子よりオレに構え)
~end~
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