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「創人…!」
顔を上げると母『板橋恵子(イタバシケイコ)』と父『板橋勇(イタバシイサム)』が小走りに向かってきていた
2人とも息を切らして急いで来たのが一目でわかる
「穂乃香は…一体なにが…」
「…公園から男の子が飛び出して…穂乃香が…かばって…」
「そんな…」
母さんが膝を落として両手に顔を埋める
そんな母さんの隣に父さんは落ち着き払って座った
「大丈夫だよ母さん…私たちの娘は自分の危険を省みず人を助けたんだ…立派なことじゃないか」
父さんの表情はいつになく優しかった
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