瑞樹の場合①

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「失礼しまーす、あれ…だれもいないのかな」 いつも保健室には一人は先生がいるのに、今日は珍しくいなかった 「だれもいないのかぁ、まあ体温だけでも計っとくかな」 体温計を手にとって椅子に腰掛けるが 足下がふらつく瑞樹は少しばかり目を閉じてじっと体温計が鳴るのを待った
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