プロローグ

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お母さんは 男の子に 優しく言う。 「そっかぁ~ じゃあ かみさまは やさしいひとだったんだね!!!」 男の子は 少し興奮ぎみで お母さんに 問いかける。 「そうね。 …あらあら リウル…もう寝なきゃね」 男の子…リウルは ガッカリしたように お母さんに言う。 「えぇ~ ぼく、まだねむくないよ??」 リウルは まだ昔話を聞きだいのか お母さんにせがむ。 「大丈夫よ。 昔話は逃げないから いつでも 話してあげるからね」 その言葉で 観念したのか 「はぁーい… おやすみなさぁい」 リウルの声を聞いた お母さんは 小さな声で 「おやすみ」と 言うと 静かに部屋を出ていった。 .
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