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中に入ると、そこは旅館のように手入れの行き届いていて、とてもきれいな玄関だった。
かなはが「先生のおかあさんっ!すっごい綺麗ですね!あたしの家なんか、こんなに綺麗じゃないですよ!」と歓声をあげると、千鶴は、「そう、そんなこともないわよ。あと、先生のおかあさんじゃなくて、千鶴でいいわ。私ね、息子しかいないから、娘ができたみたいで嬉しいのよ。だから、かなはちゃんも自分の実家みたいにしてくれたら嬉しいわ。」と可愛らしい笑みを浮かべてかなはを家の中へと迎え入れた。
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