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なんて1人でぼけーっと考えてたら、あっという間に忠義の風呂洗いは終わってて。
緑「りょー!できた!」
体のいたるところに泡をつけて、忠義は俺を太陽のような眩しい笑顔で俺を見た。
…あかん、絶対今、俺の分身君、反応した。
緑「…りょー?」
黄「あ、いや、…ありがと」
緑「…?」
固まってる俺を忠義は不思議そうに見て、次はどうしたら良いのか尋ねてきた。
一旦、冷静になれ、ニシキド。
今は風呂洗いを仕付けとる最中や。
黄「あとは、シャワーでその泡を流す。ほんで、ここのボタン押して、お湯を溜めるだけ」
緑「はーい。けっこー簡単やね?」
ルンルンと楽しそうに風呂洗いを終えた忠義は、浴槽から出てきて、溜まっていくお湯を見つめる。
あぁ、その後ろ姿もたまらんわ、お前ー…
黄「さ、忠義。体洗おか?」
オカン、オトン、ごめん。
俺は今から、犯罪級な罪を犯してしまうかもしれません。
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