牧田竜

2/3
前へ
/16ページ
次へ
♪~♪~♪ 急にオレのケータイがなる。 番号を見ると知らない番号… まっ、一応出てみるか。 「はい、もしもし。」 「奥村春香です。昨日はホントにお世話かけてすいませんでした。それを言いたくて電話しました。」 「あぁ、昨日の人ね…全然気にしてないですよ☆」 へぇ、春香って名前なんだぁ… かわいい名前だな… 「それなら良かったです。練習してる所とか見に行きますね♪さようなら」 プープー…… 電話が切れた… まずはバッティングをしないといけねぇ… でも練習中もあの“春香”って奴のことを考えてしまう…… どこに住んでるんだろう? とか今度はいつ試合を見に来てくれるか?とか… おい!!ちょっと待てよ! オレにはかわいい彼女がいるんだぜ!! なんで今のオレの頭は“春香”って奴のことを考えてしまうんだ…?? 今は野球のことだけを考えてぇよ…
/16ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1人が本棚に入れています
本棚に追加