白い雪

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ナサラは目を覚ました。 周りを見るとそこは自分の部屋で、ベッドの上だった。 窓を見ると外は真っ暗で月明かりがさしこんでいて… 傍にあった時計を見ると真夜中だった。 (そんなに気を失ってたんだ。なんで気を失ったんだろ…?) 「気がつきましたか?」 横を見ると任務に行ったはずの愛しい人が微笑んでいた。 アレンの笑顔はやっぱり寂しそうで… 『アレン、なんで…いるの?』 「ラビが…連絡してくれたんです。《熱で倒れた》って 。」 そういえば自分のおでこに柔らかい感触がある。多分、タオルだろう。 『任務は…?』 「神田に任せてあるので大丈夫ですよ。」 アレンは笑った…。また寂しそうな笑顔で…。 『なんで…?』 「はい…?」 『なんで寂しそうな笑顔をするの…?』
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