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『なんで私には何にも教えてくれないの…?』
ナサラはボロボロ泣き始めた。
「なんの話ですか…?」
『なんで私にはマナの話をしてくれなかったの!?』
「…………。」
するとアレンはナサラを抱きしめ、こう言った。
「だって、僕、カッコ悪いじゃないですか…。」
『なんで…?』
「…マナを“生き返らせたい”なんて…」
『…アレンはカッコ悪くなんかない!誰でもそう思っちゃうよ!…ただ、アレンは間違えただけ…!自分の進むべき道を間違えただけ…!』
「………。」
『アレン…マナはきっと救われたよ…ちゃんと天国へ行けたよ…』
「………………。」
『アレン…寂しそうな笑顔をしないで…後悔なんかしないで…前に進んで…歩き続けて…天使みたいな笑顔になって…。』
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