-出逢い-

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…………ある日の保健室。 キケン「ほら、ちょっと染みるわよ………」 ???「い、痛っ!痛ぇよ先生!」 キケン「自分で喧嘩ふっかけて、こんな怪我するなんてアンタホントバカね~♪」 ???「き、キモイっ!!」 と、保健室を逃げるように走って行った。 彼女の名前は、鈴木紫帆里。またの名をリンと言う。 なんでも、名前に「鈴」という名前が入ってるからリンなんだとか。 リンは、保健室から逃げ出したあとに屋上に行った。 リン「ほんと、気持ち悪いのを見たよ………」 と言いながら、涼しい風を浴びに行ったのだった。 空を見上げるとなにやら雲行きが怪しかった。 そういえば、昼から雨だっけ。 リンはそんな事を思いながら、転がっている椅子を立てて、座る。 少し睡魔が襲ってきたせいか、リンは少し俯いて、目を閉じる。 ……………視線を感じる。 そう思ったリンは、恐る恐る顔を上げる。
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