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リン「ボクは、リン!一年生だよ♪」
そういうと、リンは立ち上がる。
その姿は、
見合った親と子ほどの身長差が見てとれた。
そして、リンを見上げる女は
「ネズミ」と名乗った。
ネズミ「なんだ、一年か。にしても、デカいな(笑)」
リン「ボク、背が高いのが取り柄なんで♪」
と、リンが自慢そうに胸をはる。
しかし、ネズミは冷たくこう吐き捨てた。
ネズミ「ハハハ♪デクノボーの間違いだろ?(笑)」
リンは、拳を強く握りしめた。
リン「デクノボー?ボクがデクノボーなんて、どこ見ていってんだよ?」
悔しかった。
デクノボーと呼ばれるのが、リンは一番嫌いだった。
どこか、自分はいらないと言われてるようで、
嫌いだった。
ホントにいけ好かない奴だ。
そう思ったリンは、ネズミを睨みつけた。
そんな気も知らず、ネズミはまだ吐き捨てる。
ネズミ「いかにも、弱そうなしゃべり方してるじゃん(笑)なんか、威圧感がないって言うか(笑)」
これにはリンは激怒した。
そして、胸ぐらを掴み引き寄せる。
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