-出逢い-

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バード「ねぇ、私と手を組もうよ♪」 そう言って、手を差し伸べる。 リンは少し動揺しながら問いただした。 リン「手を組む………って?」 バード「テッペン、狙ってるんでしょ?」 小さな女の子は、不気味ににやける。 確かにテッペンを狙ってるリンにとって、 この話はおいしい話だった。 バード「私とアナタなら、テッペン狙えるよ…♪」 バードがそそのかす。 リン「随分な自信だね。証拠は?」 リンはなぜかやけに冷静になれた。 バードには、何か考えがあるのか。 リンにはわからないが、バードがそこまで言う自信がどこからくるのか、 知りたかった。 バード「証拠なんてないよ♪でも、さっきの君のパンチを見てたら なんだかそんな気がしたんだ♪」 バードに考えなどなかった。 ただのバードの直感だった。 しかし、リンはなぜかバードに惹かれた。 リンの直感は昔から冴えていて、 くじ引きでもハズレなど、指で数えるほどしかなかった。 リンの直感と、バードの直感がお互いに冴え渡った。 リンはなにもいわず、バードと握手を交わした。 バードは不適な笑みを浮かべながら、ニコニコし始めた。 バード「よろしくね♪リンちゃん♪」 といって、バードは去っていった。 リン「なんで、私の名前を知ってるんだろ……?」 リンは再び、恐怖を覚えた。 リン「今日はなんだか、ついてないな~。」 そんなことを言いながら、またリンは歩きだした。 この出来事が学園史上に 名を残す事件になりえる遠因になったとか。
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