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「んじゃ、私はDGを五つ集めるまでマクレディの森の中を探索する予定だから――」
そう言って御崎千尋は、夜の帳が下りて暗闇に包み込まれるマクレディの森の中へと引き返すのだった。
「DGってなんだろう?」
「その前に幽霊とか吸血鬼に遭遇しなくて良かったね、猫のおぢさん!」
「そ、そうだな!」
マクレディの森の中には、ピンクのスライムのような化け物やゴブリンの他、幽霊や吸血鬼などの<不死者(イモータル)>も潜んでいるようだ。
前者はともかく。後者に遭遇しなかっただけマシかなぁ~と、俺はホッとしている。
さて。
「お、おい、ひょっとしてマクレディの森から来たのか!?」
「おいおい、マジかよっ!!」
俺たち一行はネレイドの村の入り口に到着する。
そんなネレイドの村の入り口のところにいたゴーグルのついたヘルメットと軽装鎧という身なりの狐と重厚な鎧兜に身を包むゴリラが駆け寄って来る。
ネレイドの村の衛兵ってところかな?
とにかく、俺たちを見て驚いているぞ!?
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