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「ふう、怖い豹や虎がいるけど、ここならくつろげるね」
豹や虎の視線が気になるけど、ここならくつろげるかもしれない。
「さて、なにか注文しよう。今回だけはボクのおごりだよ」
とりあえず、俺たちは店の一番奥のテーブルへと移動する。
んで、今回だけおごりだよ、と言ってアレクサンドルは、ひょいとテーブルの上に飛び乗ると、そこに置いてあるメニュー表を開く。
余談だけど、店のオススメは品は、マスター特製のカクテルらしいね。
「おい、お前ら!」
「「「ギョッ!!」」」
うあ、気づけば、俺たちがいる店の一番奥のテーブルに前足を乗せた状態で豹が!
う、うお、豹だけじゃない! 骨つき肉を口にくわえた虎が歩み寄ってくる!
「んん、コイツらからMTのニオイがする!」
わああ、白い狼を筆頭とした数頭の狼が、俺たちを包囲するように――。
「ヤ、ヤバい雰囲気だ!」
ま、まさか、俺たちを獲物として見ているのか!?
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