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「私は逢坂美月。こう見えても<テラニアン>の教師よ! そんなこんなで、私を呼ぶ場合、先生って愛着を込めて呼んでね」
ニヤリと鋭い犬歯をチラつかせながら、メスライオンは逢坂美月と名乗り、自分は教師であると説明すと、先生と呼んでほしいなんて言い出す。
「<テラニアン>!?」
「キミたち、〝地球〟からやって来た異邦人を意味する言葉さ」
アレクサンドルはそう言いながら、着こなす茶色いトレンチコートの懐からニンジンを取り出し、バリバリと食べ始める。
「その一方でエイラ、こっちへ――」
逢坂美月と名乗るメスライオンは、店のウエイトレスのコを呼び出す。
「呼びましたか、先生?」
その直後、黄色と白色で基調されたカワイイ制服を着た女のコが、お冷を持ってやって来る。
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