第一章 天使になった日

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  「うぅ……」  額には冷や汗をかいている。  またみたあの夢……  ここは天使が住まう街… 「おーいユウマ起きてっか?」  ドアの向こうから聞こえる聞き慣れた声 「おぅ、シオンか!?ちょっと待ってて」  慌てて服を着替え天使の証、金色のブレスレットをつけて俺は部屋を飛び出した 「おいおい初日から遅刻するなんてユウマどうしたんだよ?」 「イヤ……ちょっとな。遅刻しちまうから早く行こうぜ」 「あぁ……」  俺は今日から天使育成学校に通うらしい。  俺が天使?バカバカしい  なんでこんなトコにいんだ?  俺は――  なにも思い出せない…
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