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「やだゃだやだゃだぁぁっ!!!
かあ様行きたくない!!!」
晴天の下
泣き叫ぶ子供を引きずって歩く母。
「かあ様!!かあ様!!
柚子ゎ女の子だから剣を習うなんて
おかしいですっ!!!
皆に笑い者にされちゃいますっ!!」
そう。
この物語の主人公。
5才の柚子。
母の案で護身術として
剣を習いに道場へと向かう途中。
「いい?柚子?
あなたは南野家の大切な一人娘。
武家をよく思わない人にいつ襲われるかわからないこの時代せめて
自分の身を守る力を身につけてほしいの。
わかるわよね?」
「かあ様…
わかりました!!
柚子は大好きなかあ様と父様の為に
柚子も心をきめますっ!!」
何て素直!!
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