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行方と翠のちょっとしたやり取りを聞いて、このままでは口論になってしまうと思い、やんわりと止めに入る
「ふふふ、翠くん散歩はもう終わりみたいだね」
そう言えば翠も笑う
そして言った
"今度僕に歌を教えてよっ。皆を元気づけられる歌を"
思いがけない言葉にきょとんとなってしまったアオラ。だが、すぐに笑って承諾した
"皆を元気づけられる歌"
その言葉が嬉しかった。自分の歌は少なからず皆に届いていたのだと、知ることができたから
「元気づけられる歌…か…ふふ、何がいいかしら」
楽しそうに笑い、そしてまた歌を歌った
皆の目覚めが気持ちいいものになる歌を
そうだ、翠くんにはもう一つ歌を教えよう
大好きな人へと捧げる
『ラブソング』を
蛇にしか伝わらない、翠くんにしかわからない
『二人だけのラブソング』
fin
翠くん行方くんお借りしました!!ありがとうございましたあああっ
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