ウツビョウの始まり

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こうなると、実習に行くのが億劫になりついには仮病を使って休むことになった。 最初は、この1日の休みで課題を仕上げるつもりだった。 しかし、何をいっているかも分からないような状態で課題が仕上がるはずもなく1日をゴロゴロと過ごした。 こうなると、坂を空き缶が転がるように僕の中でも何かが転がり始めた。 結局、次の日にも仮病で休みゴロゴロし、課題は中途半端な状態で仕上がった。 正直、次の日も休みたかったがさすがにこれ以上休むわけにはいかなかった。 結局、指導者には色々と指導され、休みについても色々と聞かれた。 で、こんなふうに2~3日、休んでは2~3日、実習に通うような事を続けた。 このときである、自殺とまではいかないが実習に行かなくてもいいくらいの怪我をしないかと思った。 階段をわざと落ちてみたり、精神科でいう自傷行為のようなことを繰り返していた。 そうしてるうちに、あと1日休んだら実習中止という状態になってしまった。 そして、担任とともに実習先に謝罪に行くことになった。
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