The prologue starts.

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2006年 9月 2日 放課後、僕は文化委員の活動がある二年六組の教室にて丁度、来月に控えた中学校生活最後である文化発表会の話し合いをしていた。 文化委員に入った理由は特には無く、只担任の二俣(ニノマタ)先生から勧められたので断る理由もなく入ったまでだ。 僕はこの文化委員の副委員長でありその主な役職は委員長のちょっとしたサポートに加え司会などの活動進行役みたいなもので、常にやり甲斐を感じている。 「ちょ、ねねぇ傘(カラカサ)くん?」 そう、僕の名前は傘出(カラカサイズル)、この市立高柳中学校に通う三年二組の真面目(自称)な生徒の一人だ。
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