The prologue starts.

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「全く、僕がこれ程馬鹿だとわ」 「え!?馬鹿じゃないと思っていたの!?」 何故そんなに驚いた面持ちで言うんだ、まさかこいつ本当に僕を只の馬鹿だと思っているのか。 「じゃあお前は僕の事を只の馬鹿だと思っていたのか!?」 「違うの!?」 当たっていた。 「自分の事を端正な顔立ちだの、木村拓哉だの言っていると馬鹿にしか見えないわ、自惚れるのも程々にしないと」 「ぐぅ……」 言い返せない。 「だからって僕を只の馬鹿なんて言わないでくれ!!仮にもお前と同じ学校に通っているんだ!!」 「私は勉強の話をしている訳じゃないの」
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