The prologue starts.

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「お前、言う様になったな…馬鹿野郎!!」 「ありがとう、もっと言って貰って構わないわ」 「マゾか!?マゾなのか!?9年間一緒だったのに今になって気づくとわ…」 紀がマゾヒストな筈がない、何かの間違いだ。 しかし、マゾヒストであって欲しいというこの微かな感情は何なのだろうか。 「安心して、マゾに目覚めたのは最近よ、しかしマゾであって欲しいなんてなかなかの変態ね」 「勝手に人の心を読むな!!」 「声に出てたわよ」 「また!?」 本当にどうかしてしまったのか僕は。
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