その4…長戸小白

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キーンコーン、カーンコーン。。。 下校のチャイムが鳴り響く。 暫くして生徒達が学校を出てきた。 その校門前に見慣れない男の子がいる。 歳は中学生くらいといった感じだ。 誰かが居る、そんな状況が物珍しく、生徒達はチラチラと視線を投げつけていく。 少年はそれに物怖じもせず、ただひたすらに待ち人を探している。 「―――あ!」
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