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ぱっ、と笑顔が零れた。
「あれ?
いっくん!?」
「かぐや!迎えに来たぞ!」
いっくんと呼ばれた少年…長戸小白は待ちわびた者の登場に、その場を駆け出した。
「どうしたの!?びっくりした~!」
「ははっ!
たまにはオレが護衛せねばと思ってな。いつもあの三人と一緒なのも飽きるだろ?」
「ふふっ。ありがとう」
なんていうのは嘘。
本当は誰よりも自分が傍に居たい。
だが、この小さな躯では足手まといになるだけだ。
――――悔しい
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