その4…長戸小白

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もっと力があれば、彼女を一人でも護れるのに。 自分に出来る事といったら、この知識と薬の調合ぐらいだ。 「いっくん?」 急に口を閉ざしてしまった小白に、かぐやは心配になり声をかけた。 「す、すまぬ。何でもないよ」 「そう?」 何だか元気が無いようだと思ったが、かぐやはそれ以上追求しないようにした。
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