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「じゃあ、帰ろうか?」
にっこりと笑い、少年の前に手を差し出した。
「………………」
「…………ん?」
「かぐや…その…オレはこう見えて、けっこう歳を重ねているので…その…」
「あっ!!
ご、ごめん!!つい…」
「いや……」
モゴモゴと口ごもるふたり。
「あれ~?
かぐや、弟なんかいたんだ~?」
ふと遠くから、同級生らしい者が声をかけた。
…おとうと
まあ、今の姿なら仕方の無い事だ。
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