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「もう、付いて来なくていいってば!!」
いつもの日常、いつもの朝なのに彼女は大声を上げる。
いや…
「うっせ…
俺はお前の護衛だっつったろ」
彼が居る事で、それはもう非日常なのかもしれない。
「桃がいると余計に目立つんだってば」
「あ?」
聞こえるか聞こえないか分からないうちに彼女はスタスタと歩幅を早めて行く。
彼、桃山赤陽は言葉通り彼女の護衛だ。
かぐや姫の生まれ変わりである彼女の力を奪われない為に月からやって来た。
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