護りたいもの護られるもの

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「いらっしゃいませ~。」 「ありがと~ございました~。」 こんな感じで普段と変わらないバイトを消化していく。 コンビニのバイトなんてほとんど接客ばっか。 パートの人達は品出しやらなんやでセコセコ動き回っていた。 あっそういえばさっきの女の子かわいかったなぁ……。 なんて考えてると聞き慣れた声が聞こえてきた。 「雅くん?ぼ~っとしすぎだよ?」 そんな疑問形ばかり並べられても…… この人は店長の絢花さん。 美人には美人なんだけどなんか抜けてたりする。 スタイルは……ごめんなさい。 幼児体型ってゆうのかな?身長は低いしツルペタみたいな? 「今失礼なこと考えたでしょ?」 なんか読心されてますが… 「そんなことないっすよ。ただ相変わらず幼いなぁと。」 「むっ。私の方がおねぇさんなんだから。失礼だよ。」 口を膨らませてプンプンしているけどいつも店長とはこんな感じ。 パートさんもそれを見てやれ夫婦漫才だなんだといって茶化してくる。 「だいたい雅くんは私にリスペクトが足りないんだよ?私店長だよ?偉いんだよ?」 聞き飽きた台詞にはいはいと相槌をしてバイトの時間を消化した。 なんやかんやとやっていたらバイトはもう終りの時間になり帰路につくことにした。
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