護りたいもの護られるもの

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「あれ!?雅くん?眼鏡からコンタクトに変えたの?」 「いえ。裸眼ですよ。起きたら治ってました。」 キョトンとした顔の店長にイキイキした顔のオレ。 なんか愉快だ。 「なんの冗談?」 この人は……まぁオレも冗談に感じてしまうから仕方ないか。 「眼鏡ないと…かっくいいじゃん。」 はい?そこなの? 「惚れたらごめんね(笑)」 「こらっ!最後に笑いをつけるな!」 いつもより楽しく感じる。 些細な会話でも新鮮でオレの昨日までの退屈な日常が変わるような気がした。 ただこの予感は後に当たるのだった。
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