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その日は、朝から体調が悪くて、早引きをして、寮に戻りました。
非番だった鍋島が部屋にいて、状況を説明して眠りにつきました。
そのすぐあとでした。
もぞもぞとした腹のあたりの感覚に目が覚めました。
鍋島が、布団をめくり僕の下半身を嗅いでいました。
その瞬間に、叫び声とか、鉄拳とか、そんな事が、何故か出来ませんでした。
あまりにも理解を超えた事と、本当に体が固まりました。
僕は狸寝入りを続けるしか出来ませんでした。
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