寮生活

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呼吸がうまく出来ない。 体がガチガチになって、意思とは全く関係のない場所に体だけがある感覚、薄目すらできなかった。 目が合ったら、どうしていいか分からなかったから、キュッと、柔らかく力強く、目を閉じていました。 下半身から鍋島が離れた瞬間でした。 空間の感覚や、微妙な音や空気で、鍋島が一人で始めたのがわかりました。 ものすごい臭いだったのを覚えています。 顔に近づけているのがわかって、発狂しそうでした。 あまりの臭いに鼻で息ができなくなり、口で呼吸をしました。 苦しくなって、我慢できなくて、噎せてしまい、体をかがみこんでしまいました。 咳が収まると、鍋島と目があいました。
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