臨戦(前編)

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「大丈夫、ちゃんと勝算あるから。」 「い、いや…でも…」 敵の軍勢は聞いた話では軽く10万はいるとか…それを2人で抑えろ?無茶苦茶だよ! 「…貴方以外の弟子にはまだ…戦場は早過ぎるのよ…無駄死には…させたくないの…」 「それでも二人は無茶です!僕はともかく師匠は国の女王なんですよ!」 ぶっちゃけ僕が死んだって正直言ってちょっと悲しんで葬式等開くだけ…でも師匠が死んだら次の王決めないといけないし残された弟子はどうなってしまうのとか…問題が山積みだし… 「それでもやらないといけないの!それに…貴方だって…死んじゃったら…私…」 「…わかりましたよ…僕なんかで自信ないけど…頑張ります…だから…涙目にならないでくださいよ…」 …師匠は頑固だからどうせ何やっても聞かないし…それに、僕も考えがネガティブすぎたしね…なんで師匠が泣いたかはわからないけど…多分僕を納得させる為かな?実際、泣かれたら対応に困るし…女の人の涙は反則だよ… そして僕は自分の部屋に鎧やゲイボルグを取りにいった。朝起きたら着替る暇もなく呼び出されたからパジャマのまま…着替えないと…
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