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「まあな、悪い先生ではないんだけどな」
智則がそういうと、一様に二人とも頷いた。
「でもかわいいから許せるなあ」
泰介がそういうと、ハコネは嫌悪の目で泰介を見る。
「まあ、一年目だし、仕方ない部分もあるけどね」
「確か、彼氏いないんだろ?」
「それは今、関係ないでしょ」
「関係あるさ、俺の恋心はそうなる?」
泰介はそう言って同意を求めるように智則を見た。智則はそれを苦笑いで受ける。
「にしても進路進路って毎日うるさいわよね」
「ハコネは大学だろ?」
智則がそういうと、ハコネは首を振りながら、唇を尖らせた
「まあ、そうなんだけどさ」
「いいよなー大学。俺も行けば良かった」
泰介はそう言ってため息をついた。その言葉にハコネは少しむっとしたように言い返す。
「あんた、頭悪いんだからいけないわよ」
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