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俺はとっさに
音のした方向に身を向けた
なにもいない…
きのせいか
「きのせいじゃないぞ!」
後ろから女の子の声が聞こえた
「うわっ!」
びっくりした俺の顔を見て
彼女は笑っている
ブロンドの髪が特徴的だ
年も俺と同じくらいだと思う
「あなた、どうしてここにいるか覚えてないでしょ」
「あっ それよりも
ここがどこかわからないかっ」
この子は何か知っている
もしかしたら外に出れるかもしれない。
俺は答える
「自分が誰かわからないんだ。
??それに、ここが何処か
??誰が連れてきたのか。」
「それじゃ教えてあげるっ」
と彼女は笑顔で言った。
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