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私の名前はセン・ユズキ。
ここロズロット帝国の軍人。この国には男女差別という概念がなく、女の私でも少将という地位まで上り詰める事が出来た。
「この子供を私の補佐にですか?」
「ああ、13歳という若さで士官学校の教育過程を首席卒業した実力者だ」
サァッと窓から入り込む風が私の頬を撫でる。
ロズロット帝国軍は完全なる実力主義。
実力が伴っていればいくら幼くても上に上がれる。
「引き受けてくれるかな?」
ニコリと微笑む、キース大将。
「……承知、致しました」
上官命令は絶対だ。
私はキース大将の隣に立つ、まだ幼さが残る顔付きの少年に声をかけた。
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