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作業を始めてから、どのくらいの時間が経ったのだろうか
昼食も取らず……取れず仕舞いだった為に脳が空腹を訴えている
『生徒会副会長補佐(仮)』こと俺、佐野夏希は少してこずりながら完成させた書類を端に寄せ、新たな書類に手を伸ばした
全然減ってる気がしないのは、決して幻覚や気のせいではないだろう
目の前には、絶妙なバランスで積み重なっている未完成の書類の山
疲労感からか、時折視界を邪魔してくる長めの前髪やら、伊達眼鏡すら欝陶しく感じる
自分の髪型に八つ当たりする日が来るとは……
「いや、ほんと……流石に参りましたね」
思わず口から漏れてしまった呟きは、誰に届くことも無く生徒会室中に響く笑い声に掻き消された
書類と必死に向き合っている俺を尻目に、同生徒会室の反対側では豪華なソファに集まった4人が楽しそうに騒いでいた
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