彼『等』、傍若無人也

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本来ならば一般の生徒の立ち入りは許可されないのだが、それを会長の権限とやらで無理矢理可能にしたらしい ゆっきんは『本来の生徒会としての機能に支障が出なければ』という条件のもと、100歩譲ってそれには目をつぶった しかし、その条件が守られることはなく……ゆっきん以外の生徒会役員が真澄君とイチャツクことにかまけて仕事を放棄しだしたのだ 何度も何度も注意を促したが、全くもって改善されることはなく、諦めたゆっきんは1人で仕事をこなしていると言う やはり生徒会の膨大な仕事を1人でこなすには無理があり、二週間で体力的にも精神的にも限界を感じたゆっきんは、『副会長補佐』としてもう1人生徒会に役員を迎えることにしたのだ 他の生徒会役員の許可はあっさり降りたそうだ、真澄君にかまけてそれどころではなかったのだろう 自分の学園のトップがそれだと思うと頭が痛くなる思いだった
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