第1章

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三機はアローフォーメーションの陣形を崩さず…二機のキャノン砲による奇襲攻撃を行なおうとしていた。 「この距離なら敵のセンサーに入らないギリギリの距離だ…。呼吸を整えろよ…。」 ケイル、フレアは呼吸を整え、発射スイッチに手にかける。 「今だ!撃て!」 ウェインの一言で二機の機体からキャノンが勢いよく発射される。 二人の射撃の腕は悪くない…互いに左右のエンジンに長距離砲撃を行なった。 -敵新型戦艦内部- 「ブライト!左の山影から熱源…MSよ!」 金髪の女性がブライトと呼ばれる男性に話しかける…。 「なにぃ!こんなところに敵が!ミライ、舵を切ってくれ!」 そのブライトという男性は年老いた老人と言うより…若い男性であった…。そして指揮をしているところか、艦長クラスの人間であることがわかる。 「了解、回避行動をします。」 ミライと呼ばれた女性…この女性も若い風格をしている…。 ドォォォーン 新型戦艦は回避行動をとると、二発のキャノン砲は命中こそしたものの、エンジンから外れ致命傷にはならなかった。 「セイラさん!被害状況は!?」 「被害は軽微!支障はないみたいよ!」 先ほどからオペレーターを勤めるこの女性もまた、若い風格をしている…。 「カイのガンキャノンとハヤトのガンタンクを出せぇ!第一戦闘配備だ!」 「アムロは?ガンダムはださなくて?」 舵を取っている女性ミライはアムロと呼ばれる名前を出した…。 「まずはカイとハヤトで様子をみる!アムロはガンダムに搭乗!待機だ!リュウのコアファイターも待機させておけ!」 「カイ、ハヤト聞こえて?出撃よ!敵の機種はわからないけど、レーダーで補足しているのは三機…よろしくて?」 「了解、了解~やれば良いんでしょ!わかってますって。カイ・シデン出るよ。」 ガンキャノンというMSに乗る男、カイと呼ばれるパイロット…青年である。 「了解。ハヤト出ます!」 ガンタンクという戦車のような機体に乗るのは、ハヤトと呼ばれるパイロット…これも青年…学生のような顔立ちをしている。
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