一歩踏み出せば。
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何をするわけでもなく、屋上で一人大の字に寝転ぶ。 いつぶりだろう、こんなにゆっくり空を見上げるのは。 そして、次はいつ見るのだろう。 おそらくこれが最後だと思うけど。 その後も取り留めのない事が頭を往来する。 だがしかし、最終的には「もう最後だろう」という結論に結び付く。 ああ、もう嫌だ。こんな自分が。 私はゆっくり瞼を閉じた。
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