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「へーっ…まあ誰だってたまには
変にリアルな夢みるでしょ。
あたしも前に恐竜の背中に乗って
マグマの上を渡る夢みたし!」
張り切って言う唯ちゃんに
ありちゃんがつっこんだ。
「どんな夢みてんねん!」
「ちょ、ちょっとー。
ほんとに現実味がありすぎて
怖かったんだからー!」
皆に向かっていう。
でも皆私をバカにするばかり。
「変な小説ばっか見てるからだよ」
あおまで私をバカにした。
…別にいーけど!
「ふん、もういーよいーよ!
…ていうか次美術だよ、
移動しよ!!」
私が話を切り替えて
美術の教科書と筆箱を持ち
立ち上がると。
皆つられて立ち上がった。
「そーね。早くいこ」
空ちゃんが私を見て
また、花みたいに
笑いかけた。
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